ネパール.ターメ.トレッキング
2010年 2月13日〜2月24日
   Pension LaliGurans Nepal Trek tour 2010

ターメからカンテガ(左)とタムセルク

ターメからテンカンボチエ

ナムチエの村

ナムチエの丘で 背後はコンデ.リ
 
今年のトレッキングは、ナムチエからクムジュン、シャンボチエと周り、その後、ターメを往復した。
ターメはエベレスト街道の脇道になる為か、訪れるトレッカーも少なく、静かな山旅を楽しむことができた。

Member 左から 敬称略
金田裕和、飯島脩、園田武明、飯島寿和子、福田毅、牧内とし子、シェルパのまるちゃん、福田富子、福沢すみ子、務台康子、後藤幸子、小島みち子

ルクラの飛行場

初日の宿泊地パクデンの村

ドウードコシの左岸の道
2月15日(快晴) カトマンズからルクラまでは40分のフライト。空港近くのバッテイ(茶屋)でお茶を飲み、今日の宿泊地パクデンに向かう。いい天気にめぐまれ、旅の初日は、4時間ほどでパクデンに着く。
 

国鳥ダッフェ

ナムチエの集落

ナムチエのロッジ
2月16日(快晴) パクデンを出発して8時間、ナムチエに到着した。途中、ネパールの国鳥ダッフェにも遭遇。この日は、少しずつ高所に身体をなじませながら、ゆっくりとした行動をとる。
ナムチエは標高3440m、扇状に広がるシェルパ族の村で、クーンブの最大の村。どの家にもタルチョーが掲げられチベット的な雰囲気が感じられる。

2月17日(快晴) 高所順応に、ナムチエ、クムジュン、シャンボチエと周る、ナムチエの丘に上がり、水平道をキャンズマへ。展望もよくアマダブラムが常に正面に望め、楽しいハイキングコースだ。
キャンズマでティータイム、チベッタンの出店がある。ここから緩やかな登りでクムジュンへ
クムジュンは標高3790m、開けた平坦な村で、北には聖山クンビラが聳え、秀峰アマダブラムがチョルテン越しに望める。
あちこちに遅い春の雪が残っていた。

クムジュンからは、緩やかな登りをホテル.エベレストビュー(3880m)へ、我が家に研修にきていたシェルパ達と再開、その後ナムチエに戻る。
今日も好天で、エベレスト始め、アマダブラム、タウチエ、タムセルク、クスムカンなど、クーンブの山々がくっきりと見えた。

エベレスト

アマダブラム

クムジュン村

エベレストビューホテルのテラス
2月18日(快晴)ナムチエからターメへ

ナムチエを振り返る

ターモのシェルパニ

ターメへの登り口の壁画

ターメの集落も近い
ターメへはナムチエの西方、村の高台をめざして登る。村の中央からゴンパに向かい、ひと登りで峠の高台に出る。ここは、右に行けばシャンボチエ、直進がターメへの道の分岐点。振り返るとナムチエの集落が、また、違った角度で見下ろせる。
ここからは平坦道をたどる。杉林から少し開けたブルテを過ぎ、昼食地のターモに着く。休憩に寄った茶屋のシェルパニはエベレストマラソンの常連で、賞状がいくつも壁に掛けられていた。

ターメから振り返る カンテガとタムセルク .ピーク43

テン.カンボチエとパナヨ.トウパ

ターメの下村

ターメのロッジ

夕映えのカンテガとタムセルク
ターメは標高3800m、ここまでくると雪が多く残っていた。2月は少し寒いが、山がくっきり望めるのがいい。ターメからは、姿を変えたコンデ.リ、テン.カンボチエ、パナヨトウパなど6000m級の山がすぐ近くに望め、振り返るとカンテガ、タムセルクなどクーンブの山々も望める。
ターメからは更に奥に進むとテンポ経由テシラプツア(5700m)を超えロールワリンへ、右の谷を詰めればチベットとの国境ナンパラの交易ルートに続く。かってターメの村人は、ネパールから穀類を運び上げ、ナンパラでチベットの岩塩などを、物々交換したと言う。
最近では、毎土曜日に開かれるナムチエでのバザールには、このナンパラを超えチベット人が中国製品を運び込んでくる。食料品をはじめ、最近では登山用衣類などが多く持ち込まれてくる。

2月19日、ナムチエ経由ジョサレへ、ナムチエで昼食をとり、ジョサレの小奇麗なロッジ.ニルバナで宿泊する。のん兵衛メンバーは今夜も楽しい酒で盛り上がる。
2月20日、トレッキング最終日、今日はルクラまでの行動。標高も低くなりかなり暑い。途中、あちこちの茶屋で休憩、ルクラには午後4時に到着した。
ルクラは多くのトレッカーが飛行機待ちであふれていた。2日間悪天候でカトマンズからのフライトがストップ、足止めされていた。明日のフライトがちょっと心配になる。

2月21日、朝から快晴、ルクラ空港には朝から飛行機の爆音が響き、カトマンズからの飛行機が次々と着陸する。心配は杞憂に終わりオン.タイムで搭乗、カトマンズには午前10時到着。山旅は無事終了。

2月22日、この日のカトマンズはバンダ(ストライキ)。交通機関が動かず、最後の計画「菜の花ツアー」は中止、徒歩での市内観光に費やす。

今回は天候にもめぐまれ、いい仲間との楽しい山旅が満喫できました。ダンネバード、あ疲れ様。


山村の子供

山を下るナムチエへ

水浴び

海外登山と世界の山旅