安曇野から登る山 燕岳、常念岳、蝶ヶ岳登山
    
     ●登山計画書(登山届)は ペンションに備えてあります。登山届は必ず提出しましょう

ここに紹介する燕岳、常念岳、蝶ヶ岳はいずれも山小屋もあり、登山道も整備され、誰でも登れる北アルプス入門の山です。安曇野の穂高をベースに日帰り登山も可能。軽い荷物で1日で往復するか、又、山小屋泊りでのんびりした山行を楽しむか、それぞれの力量に応じて登ることができます。

〈燕 岳 2763m〉

燕岳

燕岳,山頂へ背後に槍ヶ岳

燕岳は独特の奇岩が屹立し、風化した花崗岩の白砂と這松に覆われ、独特の景観をかもし出した山です。山頂からの展望は申し分なく、槍、穂高はじめ後立山、裏銀座コース、遠く富士山まで360度の展望を楽しむことができます。
登山路は中房温泉から樹林の中の道をひたすら登る。合戦小屋まではきつい登りが続く、合戦の頭に出ると、ようやく展望も開け燕山荘もも近い。
燕山荘からは、白砂と這松の道を辿る。山頂への道は展望にも恵まれ、箱庭のような雲上の楽園、歩き易い道が続いている。
燕岳は駒草の花の多い事でも知られている。

 登山口:中房温泉(3時間)合戦小屋(1時間)燕山荘(30分)燕岳
  山頂。
 中房温泉迄、ラリーグラスから22.0km、車で約40分
 登る標高差1300m。 登山口の駐車場 約150台
※中房温泉までは季節マイクロバス有り 「運行時刻表はこちら」
常念岳 2857m〉

横通岳から望む常念岳登山道
赤い屋根は常念小屋

常念岳山頂

田園風景の広がる安曇野から西に目を転じると北アルプスの山並みが望める。ひときわ高いのが常念岳だ。松本から眺めるとピラミダルな均整のとれた姿も安曇野に入り少しずつ姿を変える。左肩に前常念岳がはっきりと望めるようになり、続く岩稜が常念岳の主峰に続いている。この山はここに紹介した中では最も人気が高い山で登りやすい。又、水場も豊富で水筒を持つ心配もない。登山道は一の沢の補導所から、すぐに山ノ神、大滝ベンチを緩やかに登り、笠原橋から最後の胸突き八丁を登る。1時間ほどのきつい登りを越すと、いきなり槍、穂高の展望が目の前に開ける。常念乗越と呼ばれるところで常念小屋はこの鞍部をほんの少し下った所ににある。ここから山頂へは1時間ほど、右に槍穂高、左に安曇平を俯瞰して最後の頑張りで祠のある山頂に立つ。

登山口:一の沢補導所(4時間20分)常念小屋(1.時間30分)山頂
一の沢迄、ラリーグラスから約14km、車、タクシー30分
登る標高差:常念小屋まで1200m 常念山頂まで1600m
登山口の駐車場 約50台

蝶ヶ岳稜線から望む槍ヶ岳 蝶ヶ岳に案内  〈蝶ヶ岳 2677m〉

登山口:三股
 三股(4時間30分)蝶ヶ岳ヒュッテ
三股迄ラリーグラスから19km、
 車約30分
登る標高差1300m
登山口駐車場 約80台
蝶ヶ岳は安曇野から望む時、どの辺りが山頂か見極めるのは難しい。特徴のない山稜は這松と広くなだらかな尾根でここからも常念と同じく槍、穂高の展望が素晴らしい。三股の駐車場から旧車道を10分ほど歩く補導所があり、ここから少し登ると、右、前常念のコースと分かれ沢沿いの道から樹林帯を登る。登りはじめて直ぐ近くの「力水」が唯一の水場。暫くして左上、尾根の急登からやがて少し開けた豆打ち平、続いてうっそうとした長い樹林帯をひたすら登る。右上気味に更に登ると、左に一箇所水場があるが大抵は涸れている。更に登り続けるとお花畑、小さなお花畑だが、ここが蝶ヶ岳の名の由来になった残雪期に雪形が出来る所。ここからひと登り、這松の道を登ると広い尾根に飛び出す。右に蝶ヶ岳ヒュッテ、山頂は直ぐ左。穂高連峰が眼前に大きく広がり、右に槍ヶ岳のすばらしい展望が広がる。
  

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