エベレスト街道・タンボチェ.トレッキング 
          ペンション.ラリ−グラス トレッキングツアー2004


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 タンボチェへの道中では
ラリ-グラスの花(石楠花)が満開だった

期間:3月15日−3月24日
2004
旅の参加者
 青柳浩二氏.のレポート

3月16日 カトマンズールクラーパクデン
エベレスト街道の玄関口、ルクラへのフライトは、朝の霧で大分遅れ、11時15分離陸、素晴らしいヒマラヤの展望を満喫、ルクラには11時55分に到着。離着陸が難しい空港と聞いていたが、前面は山、滑走路は短く、着陸の瞬間、機体が左右に大きく揺れたが、無事着陸。乗客からおもわず拍手が湧く。ルクラで女性群は早速毛糸の靴下など買い物。ここからは長い下り坂の道、帰りが思いやられる。この日の宿パクデインには17時着。今日の行程は短くロッジでのんびり過ごす。


ルクラ.パクデンへの道中
マニ石は左周りに歩くのが正しい
3月17日 パクデンーナムチエ
昨日は短時間の歩行にもかかわらず、メンバーに疲労が感じられたので、今日はポーターを1名追加、軽装備で歩く。天気は快晴。途中、尾身さんはトイレをもよおし、トイレと人家を間違え、いざ用をたそうとしたところ、暗がりから人の気配を感じ、あわてて外に飛び出すハプニング。今日の歩き始めは、さほどアップダウンのない道をのんびりと行く。やがて、ドウドコシの吊橋にかかる。渡りきるといよいよ600mの標高差を登る事になる。ゆっくりと身体を高所に馴染ませながら登る。2時間ほど登ると、突然木の間から待望のエヴェレストが見えた。”やったー、エヴェレストが見えるよー”思わず誰からとも無く声があがる。
きつい登りであったが、14時30分ナムチエに着く。ロッジでお茶を飲み休憩後、高所順応に丘の上まで往復してくる。
3月18日 ナムチエ-エヴェレストビュ−ナムチエ
全員でエヴェレストビューまで往復
。ナムチエのゴンパ裏からシャンボチエ飛行場の、のどかな道をゆっくりと、時間をかけて登る。ヘリポートからひと登り、石段の玄関を登るとエヴェレストビューに到着。テラスからはエヴェレスト、ローツエ、アマダブラムが目の前に望め、素晴らしい景観を見せ、全員感動する。到着して30分ほどで山々はガスに包まれる。本当についていた。早く登ってきたのがよかった。後から到着した他のグループは、気の毒にこの景観を全く見ることが出来なかった。1時間ほど休憩して再びナムチエに戻る。

シャンボチェから望む エベレストとローツェ

3月19日 ナムチエ−タンボチェ

朝6時に出発する。ナムチエの丘に上がると、いきなりアマダブラムの急峻な峰が見える。展望のいい水平道を歩く。ヒマラヤの素晴らしい景観を眺めてのトレッキングは実に楽しい。プンキタンガに下り、休憩、昼食。ここからは最後の急登が始まる、タンボチエまでは、結構苦しいジグザグの登りだった。登りついたタンボチエの丘は、濃い霧に包まれていた。期待していたヒマラヤは、望むことが出来なかった。
夜になり満天の星空が広がる、日本では見られない美しい星空だった。

トレッキング道から望む
アマダブラム6812m


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3月20日 タンボチエ−ナムチェ
早朝、ガスの中にアマダブラム、そしてすぐ近く、谷奥に氷河を抱いた山が見える。ここでパーティを二つに分ける。2名がカラパタールへ。6名は往路をナムチエに向かう。プンキタンガを過ぎ、再び上り返し、緩やかな登りをナムチエに向かう。天候も回復し、山々が姿を現す。エヴェレスト、アマダブラムを背にのんびりとナムチエへ。

コンデ.リ


ナムチエのバザールで
3月21日 ナムチエ−ルクラ
朝、6時に出発。天気もよく、皆、それぞれに満ち足りた思いで山を下る。モンジョのあたりまでくると、天候もにわかに雨模様となる。パクデンでは、休むまもなく、雨にならないうちにと、ルクラまで走るように戻る。ロッジに着いてまもなく雨が降りだす。ポーターへの支払いを済ませ、旅の終わりの祝杯をあげる。いいガイド、ポーターに恵まれ充実した旅が終わる。



3月22日 ルクラーカトマンズ
午前の便の飛行機で予定通りカトマンズへ。カトマンズでは3月24日まで滞在、帰国の途へ。

 
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